Python のリテラル(Literals)を学ぼう!2.4

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リファレンス

Python では 「リテラル(literals)」 という概念があります。
リテラルとは 「コード内で直接書かれる値」 のことを指します。

例えば、次のような値はすべてリテラルです。

42        # 数値リテラル(整数)
3.14      # 数値リテラル(浮動小数点)
"Hello"   # 文字列リテラル
True      # ブールリテラル
None      # None リテラル
[1, 2, 3] # リストリテラル

今回は Python のリテラルを実際にコードを書きながら学べるハンズオン形式 で解説します!


🎯 学習目標

  1. リテラルとは何か を理解する
  2. Python で使えるリテラルの種類 を知る
  3. リテラルの動作を実際に試す

🏗 1. リテラルとは?

リテラルとは 「コードの中に直接書かれる値」 のことです。

例えば、以下のコードでは 42"Hello" などが リテラル になります。

x = 42        # 数値リテラル(整数)
y = 3.14      # 数値リテラル(浮動小数点)
z = "Hello"   # 文字列リテラル

print(x, y, z)

リテラルのポイント

  • 変数 (x, y, z) にリテラルを代入している
  • 42, 3.14, "Hello" などがリテラル

🚀 2. Python で使えるリテラルの種類

Python で使えるリテラルは 主に5種類 あります。

リテラルの種類
数値リテラル (整数, 浮動小数点, 複素数) 10, 3.14, 1+2j
文字列リテラル "Hello", 'Python'
ブールリテラル True, False
None リテラル None
コレクションリテラル (リスト, タプル, 辞書, 集合) [1, 2, 3], ("a", "b"), {"key": "value"}, {1, 2, 3}

それぞれ 実際にコードを書いて試してみましょう!


✍️ 3. 各リテラルを試してみよう!

🧮 (1) 数値リテラル

Python では 整数 (int)、浮動小数点数 (float)、複素数 (complex) のリテラルがあります。

# 整数リテラル
a = 42
b = 0b1010  # 2進数(binary)
c = 0o52    # 8進数(octal)
d = 0x2A    # 16進数(hexadecimal)

# 浮動小数点リテラル
e = 3.14
f = 2.5e3  # 2.5 × 10^3 (2500.0)

# 複素数リテラル
g = 1 + 2j

print(a, b, c, d, e, f, g)

📜 (2) 文字列リテラル

Python の 文字列リテラル'シングルクォート' または "ダブルクォート" で囲みます。

str1 = 'Hello'
str2 = "Python"
str3 = '''複数行の
文字列もOK'''
str4 = """ダブルクォートでも
複数行の文字列"""

print(str1, str2, str3, str4)

ポイント

  • シングル (')、ダブル (")、三重クォート (''' """) どれでも OK
  • 三重クォートは複数行の文字列に使える

(3) ブールリテラル

ブール (True / False) は 条件分岐や論理演算 で使います。

t = True
f = False

print(t, f)
print(5 > 3)   # True
print(10 == 20) # False

🚫 (4) None リテラル

None「何もない」ことを表す特別な値 です。

x = None
print(x)

if x is None:
    print("x は None です")

ポイント

  • None「値が未設定」 の場合や、「関数の戻り値がない」 場面でよく使います。

📦 (5) コレクションリテラル

Python では リスト、タプル、辞書、セット のリテラルを直接書けます。

# リスト
my_list = [1, 2, 3, "Python"]
print(my_list)

# タプル(変更不可)
my_tuple = (10, 20, 30)
print(my_tuple)

# 辞書(キーと値のペア)
my_dict = {"name": "Alice", "age": 25}
print(my_dict)

# 集合(重複なし)
my_set = {1, 2, 3, 2, 1}  # {1, 2, 3} になる
print(my_set)

🎯 4. クイズ!リテラルの動作を確認しよう

次のコードの実行結果はどうなるでしょう? 実際に試してみましょう!

print(0b1010)  # 何進数?
print(0o52)    # 何進数?
print(0x2A)    # 何進数?
print(3.0e2)   # 何になる?
print(True + False)  # どうなる?
print({1, 2, 3, 2, 1})  # 出力は?

🔥 5. まとめ

リテラル は「コード内に直接書く値」のこと
整数、浮動小数点、複素数 などの数値リテラルがある
文字列、ブール (True / False)、None (None) もリテラルの一種
リスト、タプル、辞書、セット などのコレクションリテラルもある


💡 これで Python のリテラルをマスターしました!

実際にコードを書いて、いろいろ試してみましょう 🚀