Pythonにはたくさんの**区切り記号(Delimiters)**があり、コードの意味を明確にするために使われます。
初心者の方でもわかりやすいように、基本的な区切り記号をハンズオン形式で解説します!📝✨
🔰 1. Pythonの区切り記号とは?
まずは、よく使う区切り記号を一覧でチェックしてみましょう!
記号 | 説明 | 例 |
---|---|---|
() |
丸括弧(関数、タプル) | print("Hello") |
[] |
角括弧(リスト、インデックス) | my_list[0] |
{} |
波括弧(辞書、セット) | {"key": "value"} |
: |
コロン(関数、辞書、スライス) | def my_func(): |
, |
カンマ(リスト、引数) | x, y = 1, 2 |
. |
ドット(メソッド呼び出し) | obj.method() |
= |
代入演算子 | x = 10 |
; |
セミコロン(1行に複数文を書く) | x = 1; y = 2 |
Pythonでは、コードをわかりやすくするために、これらの区切り記号を適切に使うことが大切です!💡
🛠 2. ハンズオンで区切り記号を試してみよう!
✅ ( ) 丸括弧(関数やタプル)
丸括弧は、関数を呼び出すときやタプルを作るときに使います。
# 関数呼び出し
print("Hello, Python!")
# タプルの作成
numbers = (1, 2, 3)
print(numbers)
🛠 実践チャレンジ!
👉 print()
の中を好きな文字に変えて実行してみよう!
👉 numbers
の要素を変えてみよう!
✅ [ ] 角括弧(リストやインデックス)
角括弧は、リストを作成したり、リストの要素を取り出すときに使います。
# リストの作成
fruits = ["apple", "banana", "cherry"]
# インデックスアクセス(0番目の要素を取得)
print(fruits[0])
🛠 実践チャレンジ!
👉 fruits
に好きな果物を追加しよう!
👉 fruits[1]
にして2番目の要素を取り出してみよう!
✅ { } 波括弧(辞書とセット)
波括弧は、**辞書(キーと値のペア)**や、**セット(重複しない要素の集合)**に使います。
# 辞書の作成
person = {"name": "Alice", "age": 25}
# 辞書の値を取得
print(person["name"])
🛠 実践チャレンジ!
👉 person
に "city": "Tokyo"
を追加してみよう!
👉 print(person["age"])
を試してみよう!
✅ : コロン(関数、辞書、スライス)
コロンは、関数の定義、辞書のキーと値の区切り、スライスなどで使われます。
# 関数の定義
def greet():
print("Hello!")
greet()
🛠 実践チャレンジ!
👉 def say_hello():
に変更し、メッセージも変えてみよう!
👉 say_hello()
を呼び出してみよう!
✅ , カンマ(リスト、引数の区切り)
カンマは、リストや関数の引数の区切りに使います。
# カンマで区切る
x, y, z = 10, 20, 30
print(x, y, z)
🛠 実践チャレンジ!
👉 a, b, c = "A", "B", "C"
に変えてみよう!
✅ . ドット(メソッド呼び出し)
ドットは、オブジェクトのメソッドを呼び出すときに使います。
# 文字列のメソッドを呼び出す
text = "hello"
print(text.upper()) # 大文字に変換
🛠 実践チャレンジ!
👉 text.lower()
に変えて小文字にしてみよう!
👉 text.replace("h", "H")
で “H” に変えてみよう!
✅ = 代入演算子
=
は、変数に値を代入するときに使います。
# 変数の代入
number = 100
print(number)
🛠 実践チャレンジ!
👉 number = 200
に変えて実行してみよう!
✅ ; セミコロン(1行で複数文を書く)
セミコロンは、1行に複数の文を書くときに使いますが、Pythonではあまり使いません。
x = 5; y = 10; print(x + y)
🛠 実践チャレンジ!
👉 x = 10; y = 20; print(x * y)
に変えてみよう!
🎯 3. まとめ
Pythonの区切り記号をしっかりマスターすると、コードがスムーズに書けるようになります!🚀
✅ ()
丸括弧 → 関数・タプル
✅ []
角括弧 → リスト・インデックス
✅ {}
波括弧 → 辞書・セット
✅ :
コロン → 関数・辞書・スライス
✅ ,
カンマ → リスト・引数
✅ .
ドット → オブジェクトのメソッド
✅ =
代入演算子 → 変数に値をセット
✅ ;
セミコロン → 1行に複数文(ほぼ使わない)
Pythonはシンプルで可読性の高いコードを書くのが重要!
セミコロンのように使わなくてもいいものは、できるだけ避けましょう!
🔥 4. チャレンジ問題 🎯
次のコードの❓
部分を正しく埋めて、実行してみましょう!
# (1) リストの要素を取得
fruits = ["apple", "banana", "cherry"]
print(fruits[❓]) # 最後の要素を出す
# (2) 辞書の値を取得
person = {"name": "Alice", "age": 30}
print(person[❓]) # 名前を出す
# (3) 文字列のメソッドを使う
text = "python"
print(text.❓()) # 全て大文字にする
Pythonの区切り記号をしっかり覚えて、楽しくコーディングしましょう!💻✨