Python 3.13 リファレンス「表記法」を初心者向けにハンズオンで解説!1.2

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リファレンス

こんにちは!今回は、Pythonの公式ドキュメントに登場する「表記法(Notation)」について、初心者向けに解説していきます。公式ドキュメントを読むときに見かける独特な記号や構文の意味を理解して、もっとスムーズにPythonを学べるようになりましょう!


メタ構文変数ってなに?

メタ構文変数とは?

メタ構文変数とは、プログラムの例で使われる汎用的な名前のことです。たとえば、foobar がよく使われます。特に意味はありませんが、例として登場します。

ハンズオン: メタ構文変数を使ってみよう!

  1. 次のコードをPythonの対話型シェル(REPL)またはPythonファイルに入力して実行してみてください。
foo = "Hello"
bar = "World"
print(foo, bar)

結果:

Hello World

ポイント

  • foobar は実際の意味を持たない例の名前です。
  • 実際のプログラムでは、usernamemessage など意味のある名前を使いましょう!

Pythonでよく出てくる記号の意味

Pythonのリファレンスには、次のような特殊記号が使われます。

  • []: オプション(省略可能)
  • {}: 複数の選択肢
  • ...: 繰り返し可能な要素

ハンズオン: 記号の意味を理解しよう!

  1. 次のコードをPythonファイルに保存して実行してみましょう。
def greet(name="Guest"):
    print(f"Hello, {name}!")

greet("Alice")
greet()

結果:

Hello, Alice!  
Hello, Guest!  

ポイント

  • name="Guest"は、オプションの要素を示しています。
  • "Alice" を渡さない場合はデフォルト値 "Guest" が使われます。

式(Expression)と文(Statement)の違い

Pythonのリファレンスでは、次の用語がよく使われます。

  • Expression(式): 値を返す要素(例: 3 + 5
  • Statement(文): プログラムの動作を制御する要素(例: if文)

ハンズオン: 式と文の違いを体験しよう!

  1. 次のコードをPythonファイルに保存して実行してください。
# 式の例
x = 10 + 5

# 文の例
if x > 10:
    print("xは10より大きい")

結果:

xは10より大きい

ポイント

  • 10 + 5は計算結果を返す「式」です。
  • if x > 10:はプログラムの流れを制御する「文」です。

Pythonリファレンスに登場する特殊記号

Pythonの公式ドキュメントでは次のような記号が使われます。

  • ::=: 定義を示します。
  • : 結果や動作の出力を示します。

ハンズオン: 関数定義の例を見てみよう

def add(a, b):
    return a + b

print(add(3, 4))

結果:

7

ポイント

  • defは関数を定義するキーワードです。
  • returnは関数の結果を返します。

ドキュメントの読み方を理解しよう

公式ドキュメントでは、構文や動作を説明するために上記の表記が使われています。

例: オプションと繰り返しの理解

def repeat(msg, times=1):
    for _ in range(times):
        print(msg)
        
repeat("Hello", 3)
repeat("World")

結果:

Hello  
Hello  
Hello  
World  

ポイント

  • [ ]は省略可能な要素を示します。
  • ...は繰り返し可能な要素を示します。

まとめ

  • メタ構文変数(例: foo, bar)はサンプルコードに使われる汎用的な名前です。
  • [] はオプション要素、{} は複数の選択肢、... は繰り返し可能な要素を示します。
  • Expression(式) は計算結果を返し、Statement(文) はプログラムの動作を制御します。

これらの表記法を理解すると、Pythonの公式ドキュメントをよりスムーズに読み解けるようになります。ぜひ手を動かして試してみてくださいね!